畳替えによい季節は、春、夏、秋、冬 いつ?

畳替えをしようと思ったものの、
できれば畳替えに向いている季節にやりたいと考える人も多いです。

そこで、ここでは畳替えに最適な季節について説明します。

畳替えの多い月は、

まず、畳替えがどの季節に多いのか見ていきましょう。

畳替えは、12月、7月、3月に多い傾向があります。

12月に多い理由
昔から、正月に新しい畳で過ごしたいと思う人が多いので、
12月に畳替えする家が多くあります。

7月に多い理由
また、お盆に親戚が集まる家では、
梅雨明けからお盆前までに畳替えをすることが多いです。

3月に多い理由

一方、アパート経営をされている大家さんは物件の切替時期である3月に入居者が退去して4月からの新しい入居者を迎えるために3月に畳替えが集中します。

このような理由で12月、7月、3月は、畳替えをする家が多くなります。

ただし、これらの理由は、畳替えに最適な季節だからではなく正月やお盆や入居者の切替などのイベントに合わせて、その前に畳を替えたいというイベント優先の考え方です。

このようなイベントは考えずに、
畳を替えるベストな季節はいつなのかについて次に説明します。

畳替えに、最適な季節は、

ずばり、乾燥している季節が望ましいです。

一番よいのは、やはり秋から冬にかけてでしょう。

月でいうと10月~翌3月くらい。

10月中盤以降で、一通り台風シーズンが終わったあたりから、
畳替えのベストシーズンと考えてよいでしょう。

次によいのが、梅雨明け直後の7月です。
梅雨が次に来るまで、一番、期間が取れるため、この時期も、
畳替えのベストタイミングのひとつといってよいでしょう。

梅雨の畳替えを避けるべき理由

6月の梅雨の時期は、畳替えに最悪な季節です。
特に急ぐ理由がなければ、梅雨の時期は避けてください。

6月に畳を替えないほうがいい理由は、

新しい畳は、湿度を嫌います。
替えたばかりの畳は、濡らした雑巾で拭くのも止めたほうがいいくらい水分を避けたほうがいいのです。新しい畳を拭く場合は、乾拭きが基本です。

畳表の原料である井草には、新しく替えたときには、まだ栄養が残っているためジメジメした環境が続くとカビなどが生えやすいのです。
梅雨のように湿気った環境が何日も続く時期は、最悪なタイミングとなります。

また、畳替えすると、畳表が新しくなるだけでなく、畳の下の床を乾燥させる数少ない機会にもなりますが、梅雨のジメジメした湿気のなかでは、床をしっかり乾燥させることもできないので、梅雨の畳替えはおススメできない点だらけなのです。

畳替えして数か月とか過ぎると、井草も落ち着きカビなどが発生しにくくなりますので、梅雨を避けて畳替えしましょう。

畳替えによい季節

畳替えに向いている季節をまとめると、










10
11
12
適期     ×    
畳屋

ジメジメしていない季節なら、だいたいOKですので、
10月中盤から3月くらいがよいでしょう。

梅雨から最も遠いという点で7月もよい季節です。

こうしてみると、

正月やお盆などのイベント前に変えたいという人が畳替えをする12月、3月、7月なども畳替えによい季節に入っています。
昔からの当たり前のように行われてきたことは、きちんと意味があるのですね。

このようなイベントを気にしない人は、畳屋が混雑するこの時期は、ずらすのもいいと思います。

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